毎日お惣菜はやめない?
私はちょっと勇気を出して父に言いました。
「お惣菜ばっかりは、その、良くなくない?」
「え、このハンバーグは?」
そう言って父が取り出したのは、私が母に買ってもらった2割引のレトルトハンバーグ。
ぅ、タイミング悪いぃ
「それは値引きされてたからお母さんに買ってもらったやつ。」
「このハンバーグ元値250円もするやん。
これ98円だよ?」
「ハンバーグは値引きされない限り買わないよ?お父さんは毎日お惣菜じゃん。安くても、塵も積もればだよ?」
「そうかぁ。いや、でも、疲れてるし。」
確かに父の帰宅は夜の22時過ぎ。
「毎日買ってばっかだとお金すぐ無くなっちゃうよ?」
だが疲れてるか、など関係ない。
そういう話ではない。
「だって疲れてるんだよ…」
疲れていたら何でも許されるのか?
否。厳しいかもしれないけど、それを言い訳にして料理しなくて死なれたら、元も子も無い。
というか料理は簡単なものなら難しくない。
私がいつまで実家にいるかわからないんだから、自分の分くらい苦もなく出来るようになってくれなきゃ困る。